エアコンの工事料金は機器の能力によって違いますが、打合せの際に「よく解らない」という声をお聞きしますので説明します。
1.部屋の広さと能力の関係
- 家庭用エアコンは部屋の畳数に最適な能力=容量が決められています。
- 容量は立方メートル換算ですので、天井高が高ければ同じ畳数でも容量不足が発生することがあります。
- キッチン併用のワイドリビングなどでは換気扇がある事も考慮しましょう。
- 建物の気密や断熱性などによっても差が出ますので通常「木造(畳数)~鉄筋(畳数)」のような記載になります。
能力 | 冷房 | 暖房 |
---|---|---|
2.2kw | 6~9畳 | 5~6畳 |
2.5kw | 7~10畳 | 6~8畳 |
2.8kw | 8~12畳 | 8~10畳 |
3.6kw | 10~15畳 | 9~12畳 |
4.0kw | 11~17畳 | 11~14畳 |
5.6kw | 15~23畳 | 15~18畳 |
6.3kw | 17~26畳 | 16~20畳 |
7.1kw | 20~30畳 | 19~23畳 |
2.使用中のエアコン能力の調べ方
- 部屋の広さで大まかな能力は想定できますが、機器の型番を調べることで簡単に判断できます。
- 説明書では同じシリーズの機器が記載されている事があるため、能力が判断できない事があります。
- リモコンではエアコンの能力は解りません。
室内機側・・・機器の左右もしくは下面に記載があります。
室外機側・・・冷媒管を繋ぐ部位の上に記載があります。
上記写真で言えば、「RAS-N22V」の数字の部分が能力になります。22=2.2kw
機器によっては3桁の数字が書かれている事もありますが、このときは上位2桁で見ます。
3.電源の種類を知りたい。
これも機器の記載部で解りますが解りづらいと思いますので、コンセントを確認してください。
古い仕様でない限りは上記のコンセントのいづれかだと思います。
※200Vのへの字部分は丸い棒になっています。
尚、同じエアコン能力でもメーカーや機器の仕様によっては「電源」や「冷媒管のサイズ」が変わりますのでご注意ください。